花鳥字(龍鳳花鳥字)とは
美しい図柄と華やかな色彩で書かれる花文字は、2000年以上の歴史がある中国伝統芸術の書体です。
花文字の中に織り込まれた、龍・鶴・鳳凰・太陽・蝶などの図案は美しいだけではなくひとつひとつに開運・成功などの風水的な意味があり、持ち主に幸運を招くと言われています。
現在も中国では、花鳥字は幸運をもたらすものとされており、招福・開運・健康長寿などの願いを込めて、特別な日の贈り物やお部屋を飾るインテリアとして愛されています
描き方の特色はゴム版やプラスチックのチップにスポンジをはさんだ、小さくて平たい独特の筆を使い、漢字を様々な縁起物の図柄)を用いて表現します
数色の絵具を使うため、一般的な花鳥画や水墨画と比べると、カラフルです。
また特殊な筆の使い方が特徴で、筆一本で一色ではなく、文字により一本を2〜3色に分けて、微妙に交じり合った色彩をうまく表現し美しく描きます。
男の人なら「龍」、女の人なら「鳳凰」、商売をしている人なら「太陽」や「魚」や「宝物」竹は「節目ごとに成長していく」、帆船は「順風満帆」、魚は「年々裕福になる」など図柄には吉祥の意味が込められています。
中国では、自分の名前を書いてもらうのが一番人気、「愛」や「商売繁盛」、夫婦の名前を一緒に書くのも定番です。
2011年 人気グループ SMAPが北京でコンサートを開催しましたが 中国政府より送られたプレゼントの一つは 各メンバーの名前を花鳥画で書き 額で贈られました。 テレビでご覧になられた方も多いと思います